眼のダメージ
年齢によって変化する眼の状態
①視力が0.6~0.9になります
②視力が1.0になります。ものを立体的に見る「両眼視」がほぼできるようになります。
③ものを見るときにピントを合わせる「調節力」がピークになり、徐々に低下していきます。
④老眼を感じる人が増えてきます。
⑤個人差はありますが正常な加齢変化としての白内障が発症します。
気をつけたい眼の症状
飛蚊症
蚊が飛ぶような見え方をすることが飛蚊症の名前の由来です。
蚊やススのようなものが眼の前に見えたり、光が飛ぶように感じたりすることがあります。
多くの場合、加齢変化によって硝子体が混濁してくることによりますが、網膜剥離や眼底出血が起こっていることもあります。加齢変化による硝子体の混濁なら放置して差し支えありませんが、蚊が飛ぶような感じがあれば、念のため眼科医を受診されることをおすすまします。
網膜剥離
網膜が剥がれる病気で、初期症状として飛蚊症を感じる人が多く、やがて視野の欠けが分かるようになります。放置すれば失明するため、眼科医を受診されることをおすすめします。
緑内障
眼球内にある、眼圧という圧力に視神経が負けると、視野に異常が出て、進行すると失明にいたります。日本人の5%が緑内障にかかっているといわれています。40歳以上の方は、念のため、眼科医を受診されることをおすすめします。
加齢黄斑変性
加齢黄斑変性になると、碁盤の線(アムスラーチャート)がゆがんで見えたり、視野の中心が見えなくなります。碁盤の真ん中に白石を一個おいて、立ち上がって白石を見る際、碁盤の線がゆがんで見えたり、白石がはっきり見えない場合は要注意です。網膜の中心が病気になっているおそれがあるため、眼科医を受診してください。